はじめに
うつ病、不安障害などトラウマチックな症状はすべて自律神経失調症も併発している状態です。
自律神経と神経伝達物質の働き方が精神状態に影響しているので、この働きかたを知っておくとメンタル管理に役立ちますよ。
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自律神経と神経伝達物質の関係
人体、人間心理の中にも多くの陰陽の組み合わせが隠されています。
こころのコントロールも陰陽の関係をしっておくと便利です。
まずは、こころのことについてから。
こころの状態は脳機能の働き状態と深い関わりがあります。
こころの精神、健康状態、トラウマに最も影響しているのが、
「自律神経系」と「神経伝達物質」
です。
自律神経細胞から、神経伝達物質が分泌される・・
つまり連動しているわけですね。
神経伝達物質は神経細胞から分泌される
こころを構成する自律神経系、神経伝達物質には「陰陽の法則」が存在します。
つまり、
陽=活発系
陰=鎮静系
まずは、自律神経系からみてみましょう。
自律神経の陰陽関係
脳から全身に駆け巡る神経細胞でできた情報伝達経路の中でも
メンタル面、ホメオスタシス(健康に関わる生命維持機能)
に寄与するのが「自律神経系」です。
自律神経を陰陽の関係に分けると・・
・陽が「交感神経」
・陰が「副交感神経」
に対応します。
交感神経は昼間活動するとき優位に働くアクティブ系神経系、
副交感神経は夜中に優位になって働くリラックス系神経系です。
精神状態、うつ病などの精神疾患も自律神経の働きを一本の糸に例え、
・交感神経→ピンと糸を張る引張りの力
・副交感神経→糸を緩める力(圧縮の力)
と考えるとわかりやすいです。
交感神経 〜糸を引っ張っていくとどうなる〜
ピーンと糸をぐいぐい張り詰めていく精神状態をイメージをしてみましょう。
どういったイメージが湧きますか?
適度でここちよいストレッチ運動をしている感じであれば、
心地よい目覚め、意欲的、スッキリ感、爽快な気分
になります。
過度になると、
緊張、不安、痛い、どきどき、焦る、不眠、緊張して汗がでる(汗かき)、めまい、耳鳴り
インフルエンザになったとき、体のふしぶしが痛くなったり、耳鳴りがキーンとするといったあれです。
精神障害に関しては、
「不安障害・・全般性不安障害(GAD),社交不安障害(SAD)、パニック障害」
「恐怖症」「不眠症」「赤面症」「非定型うつ(ディスチミア)」「PTSD」
といった諸状が該当します。
「不安・恐怖」が強くなるわけです。
さらに、糸を引っ張るとどうでしょう。
プチンときれてしまいます。
いわゆる、切れやすくなったり攻撃的になるわけです。
攻撃性が自分に向かうと自傷行為、自殺などにも至ることもあります。
抗うつ薬を多用すると、交感神経が高まり
「セロトニン症候群」
「アクチベーションシンドローム」
といった症状になるわけですね。
抗うつ薬を服用すると、人によっては境界性や自己愛パーソナリティーのように攻撃的になるのもこの作用ともいわれています。
副交感神経 〜糸を緩めていくとどうなる〜
逆に 糸をどんどん緩めていくイメージをしましょう。
湯舟に浸かる適度なものであると、
ゆったりリラックス、ぐっすり快眠、落ち着いた気分
になります。
過度になると、
だるい、無気力、おもおもしい、意欲が湧かない、失感、眠気、肌が乾燥する
といった症状がでて
精神障害に関しては、
「定型うつ(メランコリー型)、大うつ」、「過眠症」、「解離性障害」
といった諸状が該当します。
糸が緩みすぎると、ドヨーンとして意欲が湧かず怠け者のようになり面倒くさがりになる・・。
これが従来タイプのうつ病の症状です。
脳内神経伝達物質の陰陽関係
次に脳内神経伝達物質についてみていきましょう。
脳内神経伝達物質も陽陰の関係にわけられます。
陽=覚醒系=交感神経を高める
陰=睡眠系=副交感神経を高める
交感神経と関わる 覚醒系神経伝達物質
覚醒系に関わる神経伝達物質は、モノアミン系と呼ばれる神経伝達物質がよく知られています。
モノアミンとは、アミノ基(NH2)が一つ(モノ)がついた、神経伝達物質の総称のこと。
特に
ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン、ヒスタミン
が有名です。
これらは、覚せい剤や抗うつ薬、発達障害薬の作用にも関わっている物質で、
精神状態に大きく影響する物質群になります。
〇状のベンゼン環にアミノ期がひとつついた類似した形状をしているのが特徴です。
陽 | 分子構造 | |
ドーパミン 感情の豊かさ、意欲、学習 に関わります。 統合失調症薬「抗精神薬」はドーパミンを抑制する薬です。 |
||
ノルアドレナリン ドーパミンから作られ、 意欲、闘争、闘争に関わります。 「抗うつ薬」はノルアドレナリンを高めます。 |
||
セロトニン 脳を覚醒させ、集中力を高め、 気分のすっきり感、幸福感を高める 効果があります。 「抗うつ薬」はセロトニンを高めます。 |
||
ヒスタミン 覚醒状態の維持、食行動の抑制、 学習に関わります |
副交感神経系と関わる 睡眠系神経伝達物質
副交感神経に関わるものには
アセチルコリン、GABA(γーアミノ酪酸)、グリシン
が知られていますが、精神面においては
GABA(γーアミノ酪酸)
が有名です。
リラックスできるので、睡眠や集中して学習力が高まる面もあります。
副交感神経系の神経伝達物質はベンゼン環がなく、
ー棒状の分子構造をしたものが多いのが特徴です。
形状も覚醒系と睡眠系で〇とーの関係にあるのが面白いところです。
物事の事象がつながっているんですね~不思議です。
陰 | 分子構造 | イメージ |
アセチルコリン ノルアドレナリンを抑制し副交感神経を高める作用、学習、睡眠、集中にも関わります。 |
||
GABA(γーアミノ酪酸) 不安状態や興奮を和らげる 精神安定作用があります。 「抗不安薬、睡眠薬」はGABA神経に作用しノルアドレナリンを抑制します。 |
||
グリシン 体内温度を下げ睡眠の質を高める 効果があります。 |
神経伝達物質と精神状態の関係
「不安障害」は交感神経が高まった状態
「うつ状態」は副交感神経が高まった状態
のお互い相反する症状です。
精神の状態は主に
モノアミン系(ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン)
GABA濃度
の増減が関わっていると考えられています。
この考え方を「モノアミン仮説」といいます。
脳内はいくつかのアクセルとブレーキで成り立っていますが、
「うつ病」は、モノアミン系の分泌に強い抑制がかかった状態のことなのです。
だから、発症すると体がずしんと重たくなったように感じます。
統合失調症、双極性障害で使用される
「抗精神薬」
は感情に関わるドーパミンを抑制する薬。
これを処方されると・・
感情が失われ、顔が無表情になっていきます。
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