プレッシャー、ストレス、トラウマ(心の傷)の違い

トラウマ関係

はじめに

2010年以来、社会不安が増大し精神科に行く人が急増、精神科は予約もとれないほど満員のところが多いようです。

ただ、精神科の投薬治療をする必要のない人のほうが8割以上とも言われており、精神疾患でない人(つまり健常者)のほうが多いようです。
精神的不安定、悩み、憂鬱=精神疾患というものではありません。
投薬治療は、統合失調症、双極性Ⅰ型(本来の躁鬱)に対しては必要ですが、それ以外の安易な投薬治療は、反対に精神面を崩壊させていくケースも多々あります。
向精神薬は劇薬で副作用の方が多いので長期投与は好ましくありません。
それ以外の症状に対しては、なるべく自然療法を利用したほうが健全です。

人の精神面に与える原因となるものが
プレッシャー、ストレス、トラウマ(心の傷)
精神科が主に扱うものが、トラウマ的症状です。
ストレスとトラウマの境界線が分かりにくいので、その違いについて説明します。

向精神薬、マインドフルネス、瞑想のはるか上をいくヒーリング力

悩み、ネガティブな気分を瞬時に無意識から変える
大うつ病克服経験から考案した
冥想・催眠技術を利用した自然治癒力発動型ヒーリング。
精神医療・心理療法を凌駕する大うつ病、パニック障害速攻解決技術

おすすめHSPタイプ(IPタイプ)

1位30% ISFP
2位15% ISFJ
3位15% INFP
大うつ病、不安障害になりやすいMBTIタイプ
  Janowsky,Hong & Morter,1998による研究報告
(%は大うつ病に対する比率)

プレッシャーとは

プレッシャーとは「外圧」「圧力」「圧迫」のこと。
つまり、外から加わる力のことです。

物理学的には「圧力」
精神的には「圧迫」
という意味で使われます。

例えば
・人からの期待
・受験勉強
・試合
など。

適度な精神的プレッシャーは、
・行動の原動力
・モチベーションを高める
・人間成長をもたらす
など好ましい面をもたらしてくれます。

ストレスとは

ストレスは、過剰なプレッシャー、寒冷・外傷・精神的ショックなどによって起こる精神的緊張や
生体内の防衛反応のことを指します。

物理的には「応力」と呼ばれます。

精神的な面でのストレスは不快と感じるものですね。
特定の刺激、プレッシャーに対して「快」か「不快」か感じるかは人それぞれですが、
何か刺激を受け、これを心が判断する場合、脳の大脳辺縁系にある「偏桃体」という部分が行います。

「偏桃体」とは感情を司るアーモンド状サイズの器官。
不安や緊張が強い人ほど、扁桃体が過敏に働いているため、
ちょっとした刺激にも敏感になってしまいます。

HSP(ハイリーセンシティブパーソン)の人は、
扁桃体が活発なので、人一倍プレッシャーやストレスに敏感な体質ということになります。

ストレスの場合は、プレッシャーから解放されると解消されるものです。

例えば
・入試試験
・辛い卒論研究
・辛い仕事
・人間関係的な悩み
・適応障害、環境不適合
のようなものです。

基本的にこのレベルのものは、精神科の投薬治療をするレベルではありません。
カウンセリング、相談、ストレス発散(運動、瞑想など)、栄養補給などでの対処がいいでしょう。

ストレス以下に対する対処法
・カウンセリング
・悩み相談
・有酸素運動(散歩、ジョギングなど)
・家庭でできる運動(瞑想、マインドフルネス、ヨガ、ストレッチなど)
・自己啓発
・栄養補給(サプリメント、栄養バランス)
・規則正しい生活

トラウマ(心の傷)とは

かなり強い精神的プレッシャーから解放されても、
体調や精神面に継続して不調を伴なう場合は
トラウマ(心の傷)
となります。

物理的には「(ひずみ)」や「クラック」といわれるものが相当します。

ガラスに綿を強くこすりつけても傷はつきにくいですが、
石など硬いものをこすりつけると傷(クラック)が残ります。

鉄などの金属を強く曲げると(プレッシャー大)、変形して、プレッシャーを解放しても
歪や内部応力が残留した状態(残留応力)が残ります。

精神的な面でトラウマを受けると
・無気力感になる
・ボーとする癖がついてくる
・疲れやすくなる
・集中力が散漫になる
・得たいのしれない不安が襲う
・・・など
といった症状が残ります。

トラウマ(心の傷)の種類

トラウマにもいろいろなタイプがあります。
心に傷を背負うと、身体面や性格面に後遺症が残ります。

症状によって、
いくつかの種類があります。

PTSD(心的外傷ストレス障害)/解離性障害
トラウマの基本単位的な心の傷

複雑性PTSD
PTSDと解離性障害を何回か受けた状態
うつ病など重度の精神疾患は複雑性PTSDの一種になります。

ーーーー以下は複雑性PTSDで起こる。下にいくほど重度----
だいたい機能不全家庭レベルのストレスで起こりやすい

自律神経失調症
病名ではなく、様々な不調の総称。
不調が2週間以上続く軽い症状
めまい、いらいら、発汗など

睡眠障害
不眠症、過眠症

恐怖症
視線恐怖、広場恐怖症など

強迫性障害
強迫観念を伴ない繰り返し同じ行為を無意識的にやってしまう。
抜毛症、皮膚むしり症、確認行為、潔癖症など。

不安障害
パニック障害、社交不安障害(SAD あがり症)

気分障害
抑うつ、大うつ病、非定型うつ病
慢性的に精神、体調面に不調がつづく症状。
このレベルになると、
自律神経失調症、睡眠障害、恐怖症、不安障害、強迫性障害
など様々な症状を併発しています。

ーーーーー危害を与えるレベルの手に負えない入院レベルのものーーーー

双極性障害I型
本来の躁うつ病
躁の時はとてもパワフルに行動し、物を破壊したり他人に迷惑をかけることもある。
鬱の時は、家にこもりきりになる。
6000人に1人レベルともいわれる極めて稀な症状。

統合失調症
妄想、幻聴のある症状。
誰もいないのにまるで相手がいるかのように話す。

まとめ

簡単に要点をまとめました。

プレッシャー(外圧)
 モチベーションを高め、好ましい状況を与えてくれる
ストレス(防衛反応)
 プレッシャーが強く精神的につらい状態に置かれることで、対抗しようとする防衛反応。
 悩み、適応障害のように、プレッシャーから解放されると元の状態に戻る。
 心理カウンセリング、ストレス発散などで対処。
トラウマ(心の傷)
 プレッシャーがかなり大きく、プレッシャーから解放されても継続的に精神、身体面
 に不調を生じる後遺症。
 精神疾患レベルのもので、カウンセリング、ストレス発散などでは対処できない。
 

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Natural-Spi研究所大神司

Natural-Spi研究所大神司

愛媛県松山市在住。 HSP気質によくみられる解離性障害(離人症)を受けやすく(MBTI診断ではISFP)、20代前半に大うつ病(定型うつ)発症。無意識からトラウマケア可能な自然治癒力法を発見し、精神医療でも治療できない20年近くに及ぶ大うつを克服。「Holistic Healing」と命名して提供しています。コロナ禍により家庭内でも実践できるパワーアップ版「Natural Selfcare Program」としてオンライン化。大うつ病以外に不安障害、摂食障害、睡眠障害、向精神薬の離脱症状抑制にも効果的です。