ISFP「冒険者」タイプの基本特性

MBTI

はじめに

「驚くほどよく当たる」と言われているMBTI性格診断テスト。
MBTIでは16のパーソナリティーに分類されていますが、本ページではそのタイプの一つ
ISFP「冒険者」
についての基本情報をまとめたものです。

MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)とは、心理学者カール・グスタフ・ユングが1921年に出版した「心理学的類型」に基づいて、1962年にアメリカ人著者のキャサリン・クック・ブリッグスと娘のイザベル・ブリッグス・マイヤーズによって完成された国際規定に基づいた自己申告型診断テストです。

MBTI診断(性格診断テスト)

MBTIについて

向精神薬、マインドフルネス、瞑想のはるか上をいくヒーリング力

悩み、ネガティブな気分を瞬時に無意識から変える
大うつ病克服経験から考案した
冥想・催眠技術を利用した自然治癒力発動型ヒーリング。
精神医療・心理療法を凌駕する大うつ病、パニック障害速攻解決技術

おすすめHSPタイプ(IPタイプ)

1位30% ISFP
2位15% ISFJ
3位15% INFP
大うつ病、不安障害になりやすいMBTIタイプ
  Janowsky,Hong & Morter,1998による研究報告
(%は大うつ病に対する比率)

ISFPの概要 ~不言実行の調和を愛する人~

ISFPタイプの人は世界統計では5~6%で、やや女性のほうの割合が多いグループです。
口数は少ない不言実行タイプで、あまり人に頼み事はせずに自発的に行動することを好みます。
感受性が強く繊細で、温和で争いごとを好まず、中立的な態度で自分よりも集団の調和を望みます。
大人しいながらも、内面の感情機能は複雑で比較的楽観的です。

HSP度

HSP(ハイリ―センシティブパーソン)指数でいうなら

★★★★☆

5段階評価

背負いやすい心の病

・回避性パーソナリティー
・依存性パーソナリティー
※解離を一番受けやすいタイプ

8つの心理機能

ISFPは 以下 の 順番 で 使用 し ます。
1. 内向的感情(Fi)
2. 外向的感覚(Se)
3. 内向的直感 (Ni)
4. 外向的思考(Te)

キーワード

内向的、繊細で感受性が鋭い、調和を求める平和主義者、自分の内面にある価値観を重視、中立的な態度、不言実行、人を信じ、誠実であろうとする、親しい人には心の内を見せる、 一人でいる時間やスペースを必要とする、自由を求め計画性がない、管理が苦手

ISFPの特徴

ISFPさんの性格面、能力などみていきましょう。

性格面

Iタイプなので内向的な大人しいタイプ。
INFPと同じ内的感情機能(Fi)が主機能であるため、口数少なく感情を表にださないものの内面は感情豊かで複雑な思考が渦巻いています。
また「自分がどう感じているか」といった自分の感情を一番に優先するため「人は人、自分は自分」という考えがあり、他人の考え方に寛容であると同時に、人に干渉することもありません。
自分から進んで交友関係を広げていくタイプではなく、どちらかといえば少人数か一人でいることを好みます。
知らない人に対して必要以上に優しくしたり、愛想をふりまいたりする方ではなく無口でクールな部類でとっつきにくい印象をもたれます。目立つことが好きではなく控えめで自分の世界を守ろうとするので、周りからはよくわからないと思われることも。悩み事を人に話すこともなく、自分で解決しようと自発的に行動します。

初対面、新しい交友関係は苦手ですが、ゆっくりと周囲に馴染んでいけます。
一度、深い関係になるとその人のためによく尽くし、その人の悩みを一緒になって背負ってくれたり、問題に首を突っ込んだりして行動で忠誠心を示し非常に頼りになる味方となるでしょう。

組織に属している時は人間関係を大切にして協調して生きていくことが大事だと考える平和主義者で、基本的には辛坊強く、組織に従順に従いチームの輪を乱すようなことはしません。
温和なタイプで組織や集団にも合わせていけますが、意外と行動的で自由を求めるSe機能をもっているため、芯は強く自分の感情を優先し完全に組織や集団に帰属するといったタイプでもありません。
理論派ではなく、堅苦しい話題は好まず日常的な会話のほうを好み、のほほんとした人が多いですが、意外と頑固で自分のテリトリーを害する者とは断固として戦う姿勢を示します。

褒められたり感謝されることよりも自分の理想を絶対的な評価基準としており、他人と比べることが少なく、自身が嘘偽りない存在でありたいと思い、偽ったり、見せかけを気にして誇張したり、大げさに誇張するような行動を疎ましく感じます。
五感を通しての感受性が鋭く、周囲の出来事や人のこともよく観察していて、動植物や大自然の美しさに魅力を感じ多くのことを感じ取ります。
体を動したり、運動したり、手先を使って創作したり、海や山や花など自然が好きで、川のほとりや海辺で一人でぼんやりと物思いにふける人もいます。

能力

ISFPとINFPはともに内的感情機能優勢で繊細で感情は複雑。
芸術家肌、クリエイティブな点で似ている面があります。

INFPは文章表現能力に長けており歌詞、小説家に多くスピリチュアル的な非現実的な面を持っている人も多いですが、ISFPは反対に表現力にこだわらず要点を端的にまとめ実用的なものを好む傾向があります。INFPは理想主義者であるのに対し、ISFPはやや現実世界の華やかで自由な生活に憧れ、物質的な欲もありお金が欲しいと思っているところもあります。

五感が発達しているので観察力が高く、周囲で起きている状況を鋭く察知し物事の美しい面と汚い面の両方からみて価値を判断することができます。経験や実際に目でみたり、手で感じとったりと手作業で何かを作リ出すのを好むので、芸術家や職人に多いタイプと言われています。
とても辛抱強く忍耐強く、かといっても柔軟性があり変化には抵抗せず大人しく従います。
その優れた感性と職人魂で、人の心を動かすものをたくさん創り出していくことでしょう。

恋愛

ISFPは内向的感情(Fi)タイプだけあって、繊細で奥手な面があり感情を外にださず素直に打ち解けることのできないところがありますが、感情を敏感に感じ取ることができるタイプなので、フィーリング感覚が合う異性と出会えれば、すぐに仲良くなることができます。
一方で好き嫌いがはっきりしており、感覚が合わない相手とはとことん合わないので、遊び感覚や無理に付き合うことはしません。
一旦、心を開くことがあれば、 そのときまでに隠されていた 感情の強い思いが素直に現れて、 とても自然で忠実な恋人になり一心に愛情を注ごうとすることでしょう。
一度仲良くなれば、思いやりを持って相手に接することができるので長続きします。
しかし、優柔不断で決断を迫られることが苦手なので、結婚などの大きな決断シーンでは悩んでしまい、うまく踏み込めないこともあるかもしれません。

ISFPに適した職業、職業環境

ISFPさんの仕事面をみていくにょろ。

ISFPの人にとって合う仕事は、職人肌といわれるクリエイティブなもの。
芸術、デザイン関係、ものづくりなど手に職をつけるようなものがあっていると思います。
あまり、干渉や管理をされることは嫌いなので、自分でスケジュール管理でき、自発的に取り組める自由な環境だといきいきと才能を伸ばすことができるでしょう。
人を管理することも苦手なので、ジェネラリストというよりもスペシャリスト、あるいは将来的に独立してフリーランスを目指すというのもいいかもしれません。

選択するときのPoint

官僚的で事務的、スケジュールがきちきちとした堅苦しい環境は、ISFPにとって息苦しいと感じることでしょう。また、流動的で変化の激しい分野も疲れ果ててしまうかもしれません。
クリエイティブで一人で何かに没頭して働けるクリエイティブ、職人的なもの、あるいは自然を相手にするもの、聞き上手なので人を癒す分野などがいいでしょう。

  • 一人で何かに没頭して働く時間を持てる仕事が良いでしょう。
  •  五感や手を使って魅力あるものを作り出す仕事につければ力を発揮します。
  •  リーダーとして集団を率いていくのはあまり向いていません。
  •  過剰なルールや官僚主義的傾向のある職場は不向きです。

具体例

漫画家、イラストレーター、デザイナー、ウェブ関係、アニメーター、カメラマン
エンジニア、分析関係、板金工、CADオペレーター、DTP
楽器職人、大工、料理人、陶工、塗装工、ダンサー、理容師、花屋、園芸家、農業、動物のトレーナー、
画家、エアーブラシアーティスト、ものづくり系
マッサージ師、アロマテラピスト、手相占い師
など

ISFPの弱い面

ISFPの人は、思いやりを言葉ではなく行動を通じて表現する傾向があるので、他人から
「何を考えているのか」
理解されず誤解されやすいことがあります。
そのため、社会生活に入ると自分勝手な行動をしていると思われ叱られることもありえます。
社会に入ると、上司にやったことを怠らないよう報告しましょう。
また、何かを前もって準備したり、計画を立てたりするのが苦手でスケジュールや締めきりを守れないときがあります。
そして無駄遣いが多くお金の管理が不得意で、家事をしたり整理整頓や片付けたりするのも苦手です。

有名人

ISFPの著名人として以下の人物があげられています。(黄色は精神疾患)

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Natural-Spi研究所大神司

Natural-Spi研究所大神司

愛媛県松山市在住。 HSP気質によくみられる解離性障害(離人症)を受けやすく(MBTI診断ではISFP)、20代前半に大うつ病(定型うつ)発症。無意識からトラウマケア可能な自然治癒力法を発見し、精神医療でも治療できない20年近くに及ぶ大うつを克服。「Holistic Healing」と命名して提供しています。コロナ禍により家庭内でも実践できるパワーアップ版「Natural Selfcare Program」としてオンライン化。大うつ病以外に不安障害、摂食障害、睡眠障害、向精神薬の離脱症状抑制にも効果的です。