龍神の記憶と目覚め  日本神話ー⑥禊(みそぎ)と三貴神誕生

日本神話ー⑥禊(みそぎ)と三貴神誕生

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創作物語版ー禊(みそぎ)と三貴神誕生ー

禊(みそぎ)と三貴神誕生を創作物語としてまとめています。
記紀の現代語訳を読みたい方は後半をご覧ください。

第一章 黄泉の闇を背負う伊耶那伎大神

黄泉国での惨劇を終えた伊耶那伎大神(いざなぎのおおかみ)は、 深い嘆きと嫌悪を胸に抱えながら、 筑紫の日向の橘の小門(たちばなのをど)のあわき原へと辿り着きました。

「私はなんと醜く、穢れた国へ行ってしまったのだ。 この身にまとわりついた穢れを、すべて洗い清めねばならぬ。」

その言葉は、黄泉の闇を断ち切るための決意そのものでした。

装束を脱ぎ捨てて生まれた十二柱の神々

伊耶那伎大神は、身につけていた装束を一つずつ脱ぎ捨てていきます。 そのたびに、穢れが形を変えて飛び散るように、 新たな神々が姿を現しました。

杖から 衝立船戸神(つきたつふなどのかみ)
帯から 道之長乳歯神(みちのながちはのかみ)
嚢(ふくろ)から 時量師神(ときはかしのかみ)
衣から 和豆良比能宇斯能神(わづらひのうしのかみ)
褌(みこし)から 道俣神(みちまたのかみ)
冠から 飽咋之宇斯能神(あきぐいのうしのかみ)

左手の手纏(たまき)から
奥疎神(おきざかるのかみ)
奥津那芸佐毗古神(おきつなぎさひこのかみ)
奥津甲斐弁羅神(おきつかいべらのかみ)

右手の手纏から
辺疎神(へざかるのかみ)
辺津那芸佐毗古神(へつなぎさひこのかみ)
辺津甲斐弁羅神(へつかいべらのかみ)

十二柱の神々は、 伊耶那伎大神が黄泉の穢れをまとっていた証であり、 同時にそれを世界の秩序へと組み替える力でもありました。

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第二章 禊ぎの三段階 ― 水が生む神々

伊耶那岐命(いざなぎのみこと)は川の流れを見つめ、

「上の瀬は激しく、下の瀬は弱い。 中ほどがよい。」

と仰り、身を投じます。

ここから、禊ぎは三段階へと進みます。

一 穢れそのものから生まれた二柱

最初に身をすすいだとき、 黄泉の穢れがそのまま形を得て、二柱の神が生まれました。

八十禍津日神(やそまがつひのかみ)


大禍津日神(おおまがつひのかみ)

それは、伊耶那岐命が背負ってきた闇そのもの。 禍(まが)――災いと穢れの象徴です。

二 禍を直す三柱の神

続いて、禍を正し、清める力を持つ神々が現れます。

神直毘神(かむなおびのかみ)
大直毘神(おおなおびのかみ)
伊豆能売(いずのめ)

闇を光へと転じるための力。 祓いの神々がここで生まれました。

三 水の三層から生まれた六柱

水の底・中ほど・表面。 その三層が、それぞれ異なる神々を生み出します。

水の底 底津綿津見神(そこつわたつみのかみ) 底箇之男命(そこかのおのみこと)
水の中ほど 中津綿津見神(なかつわたつみのかみ) 中箇之男命(なかかのおのみこと)
水の表面 上津綿津見神(うわつわたつみのかみ) 上箇之男命(うわかのおのみこと)

綿津見神は海の神格であり、 阿曇氏(あづみうじ)の祖神として知られます。 三柱の箇之男命は、墨江の三前大神として祀られています。

第三章 禊ぎの頂点 ― 三貴神の誕生

そして最後に、伊耶那岐命が顔を洗ったとき、 世界の中心となる三柱が生まれます。

左の御目 天照大御神(あまてらすおおみかみ)

右の御目 月読命(つくよみのみこと)

御鼻 建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)

太陽・月・海原。 光と闇、昼と夜、風と荒ぶる力。 世界の根本を司る三貴神がここで揃い、 禊ぎは創造の儀式として完成します。

装束から十二柱、 穢れから二柱、 直しの神三柱、 水の三層から六柱、 そして三貴神。
合わせて 二十六柱 が、 伊耶那岐命の禊ぎによって誕生しました。
禊ぎは、 「穢れを祓う行為」であると同時に、 世界の秩序を再構築する創造の物語として描かれています。

古事記原文現代訳

禊ぎの決意と橘の小門のあわき原

黄泉国での出来事を終えた伊耶那伎大神(いざなぎのおおかみ)は、深い嘆きと嫌悪を込めて言います。
「私はなんと醜く、穢れた国へ行ってしまったのだ。
だから、身体の穢れを洗い清めよう。」

こうして、筑紫の日向の橘の小門のあわき原へ赴き、禊ぎを始めました。

身につけていたものを脱ぎ捨てて生まれた十二柱の神

伊耶那伎大神が身につけていた装束を一つずつ脱ぎ捨てるたびに、そこから神々が誕生しました。

杖から生まれた神
衝立船戸神(つきたつふなどのかみ)

帯から生まれた神
道之長乳歯神(みちのながちはのかみ)

嚢(ふくろ)から生まれた神
時量師神(ときはかしのかみ)

衣から生まれた神
和豆良比能宇斯能神(わづらひのうしのかみ)

褌(みこし)から生まれた神
道俣神(みちまたのかみ)

冠から生まれた神
飽咋之宇斯能神(あきぐいのうしのかみ)

左手の手纏(たまき)から生まれた三柱
奥疎神(おきざかるのかみ)
奥津那芸佐毗古神(おきつなぎさひこのかみ)
奥津甲斐弁羅神(おきつかいべらのかみ)

右手の手纏から生まれた三柱
辺疎神(へざかるのかみ)
辺津那芸佐毗古神(へつなぎさひこのかみ)
辺津甲斐弁羅神(へつかいべらのかみ)
衝立船戸神から辺津甲斐弁羅神まで、合わせて十二柱が、
伊耶那伎大神が身につけていたものを脱ぎ捨てたことによって生まれた神々です。

禊ぎの三段階と、そこから生まれた神々

伊耶那岐命(いざなぎのみこと)は、
「上の瀬は流れが激しい。下の瀬は流れが弱い」
と仰り、中ほどの瀬に身を投じて禊ぎを始めました。

ここから、穢れによって生まれる神、穢れを直す神、そして水の三層から生まれる神々が順に現れます。

穢れから生まれた二柱の神

伊耶那岐命が最初に身をすすいだとき、黄泉国の穢れから次の二柱が生まれました。

八十禍津日神(やそまがつひのかみ)
大禍津日神(おおまがつひのかみ)

これらは「禍(まが)」――災いや穢れそのものを象徴する神々です。

禍を直すために生まれた三柱の神
続いて、禍を正し、清めるための神々が現れます。
神直毘神(かむなおびのかみ)
大直毘神(おおなおびのかみ)
伊豆能売(いずのめ)
この三柱は、穢れを「直す」働きを持つ、祓いの神々です。

水の三層から生まれた六柱の神
伊耶那岐命が水の深さに応じて身をすすぐと、それぞれの層から神々が生まれました。
水の底で生まれた神
底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)
底箇之男命(そこかのおのみこと)
水の中ほどで生まれた神
中津綿津見神(なかつわたつみのかみ)
中箇之男命(なかかのおのみこと)

水の表面で生まれた神
上津綿津見神(うわつわたつみのかみ)
上箇之男命(うわかのおのみこと)
この三柱の綿津見神は、阿曇連(あづみのむらじ)が祖神として祀る神であり、
阿曇氏はその子孫である
宇都志日金析命(うつしひかなしこのみこと)の後裔とされています。
また、底箇之男命・中箇之男命・上箇之男命の三柱は、
墨江の三前の大神(すみえのみまえのおおかみ)として祀られています。

三貴神の誕生 ― 禊ぎの頂点
禊ぎの最後に、伊耶那岐命が顔を洗ったとき、最も重要な三柱の神が誕生します。
左の御目を洗ったとき
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
右の御目を洗ったとき
月読命(つくよみのみこと)
御鼻を洗ったとき
建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)
この三柱は「三貴神(さんきしん)」と呼ばれ、
後の日本神話の中心となる存在です。
禊ぎで生まれた神々の総数

八十禍津日神から建速須佐之男命まで、
合わせて十柱が、伊耶那岐命が身をすすいだことによって生まれた神々です。
禊ぎは単なる清めではなく、
世界の秩序を再構築し、光と闇、昼と夜、海と風の神々を生み出す創造の儀式として描かれています。

日本書紀現代語訳

禊ぎと祓いの神々

伊弉諾尊は帰られて、後悔しながら言われました。
「私は先にひどく汚い所に行ってきた。だから私の体の汚れたところを洗い流そう」

伊弉諾尊は筑紫(九州)の日向の川の落ち口、橘の檍原(あわきはら)に行かれて、祓いをされました。

体の汚いところを濯ぐ際、
「上の瀬は流れが速い。下の瀬は流れが弱い」
と考え、中の瀬で濯ぎをされました。

それによって生まれた神を八十枉津日神(やそまがつひのかみ)といいます。
次にその汚れを直そうとして生まれた神を神直日神(かんなおひのかみ)といいます。
次に大直日神(おおなおひのかみ)が生まれました。

また水の底に潜って濯いだときに、底津少童命(そこつわたつみのみこと)が生まれました。
次に底筒男命(そこつつおのみこと)。
また潮の中に潜って濯いだときに、中津少童命(なかつわたつみのみこと)が生まれました。
次に中筒男命(なかつつおのみこと)。
また潮の上に浮いて濯いだときに、表津少童命(うわつつのおのみこと)が生まれました。
次に表筒男命(うわつつおのみこと)。
全部で九柱の神がお出でになりました。

底筒男命・中筒男命・表筒男命は住吉大神(すみのえのおおかみ)です。
底津少童命・中津少童命・表津少童命は阿曇連(あずみのむらじ)が祀る神です。

三貴子の誕生

その後、左の眼を洗われると天照大神(あまてらすおおみかみ)が生まれました。
右の眼を洗われると月読尊(つくよみのみこと)が生まれました。
鼻を洗われると素戔嗚尊(すさのおのみこと)が生まれました。
皆で三柱の神です。

伊弉諾尊は三柱の子にそれぞれ命じられました。
「天照大神は高天原を治めなさい。月読尊は青海原の潮流を治めなさい。素戔嗚尊は天下を治めなさい」

しかし素戔嗚尊は齢も高く、髭も長く伸びていましたが、天下を治められず、いつも泣き恨んでいました。
そこで伊弉諾尊が尋ねられました。
「お前はなぜいつも泣いているのか?」

素戔嗚尊は答えました。
「私は母について根の国に行きたいと思ってただ泣くのです」

伊弉諾尊はこれに不満を持ち、
「望み通りにしなさい」
と言って素戔嗚尊を追いやりました。

再生の神・大物主神から授かった静かな恩恵。
潜在意識の深いところでゆっくり息を吹き返す、やさしい再生ヒーリングです。
眠りと覚醒のあわいで「意識の置き換え」と「癒し」がそっと芽生え、
心の奥の記憶や不安に寄り添いながら、
日々のストレスやトラウマを静かにほどいていきます。

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空海が育った善通寺の近くで生まれ、愛媛県で育ちました。 国立理系大学院を修了後は、大手半導体メーカーで研究開発エンジニアとして勤務し、CPU基盤材料や太陽電池材料の研究に携わっていました。 関西在住時、うつ病療養のために何度か訪れた奈良・大神神社(大物主神を祀る古社)で、不思議な体験をしたことが転機となります。 その出来事をきっかけに記紀を読み始め、十年後、自身の祖先が宇佐八幡初代神官・大神比義、さらには大神神社(地祇系三輪・大神氏)へと連なる「蛇神族の神官系の血流」であることを突きとめました。 また、20年間どの療法でも改善しなかった難治性うつ病が、瞑想と催眠の研究を続ける中で奇跡的に解消し、人間に本来備わる自然治癒力の発動法を見出しました。 その後、独自のヒーリング法を確立し、5年間にわたり精神疾患を抱える方々への対面施術・指導を行いましたが、コロナ禍を機に現場を引退。現在はサイトを立ち上げ、HSP向けのセルフヒーリングをオンラインで提供しています。 自身の経験から、 「この世界では、時に説明のつかない出来事が起こり、奇跡が起こることがある」 というメッセージを蛇神の血筋として伝えていきたいと考えています。 なお、宗教団体とは一切関係ありません。
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