龍神の記憶と目覚め  日本神話ー⑩出雲伝説2(素戔嗚の系譜)

日本神話ー⑩出雲伝説2(素戔嗚の系譜)

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創作物語版

スサノオの系譜を物語としてまとめています。
記紀の現代語訳を読みたい方は後半をご覧ください。

第十三章 八嶋士奴美神の誕生

やがて須佐之男命(すさのおのみこと)と櫛名田比売(くしなだひめ)の間に、御子が生まれました。

その名を、

八嶋士奴美神
(やしまじぬみのかみ)

といいます。

八嶋士奴美神は、須佐之男命から続く出雲系譜の重要な神となりました。

その血統は次々と受け継がれ、やがて出雲神話の中心人物である大国主神(おおくにぬしのかみ)へとつながっていきます。

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第十四章 神大市比売との御子

須佐之男命(すさのおのみこと)は、さらに大山津見神(おおやまつみのかみ)の娘である神大市比売(かむおおいちひめ)を妻としました。

二柱の間には、二柱の重要な神が生まれました。

一柱は、**大年神(おおとしのかみ)**です。

大年神は、年穀や収穫など、農耕と豊穣に深く関わる神です。

もう一柱は、**宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)**です。

宇迦之御魂神は穀物の霊を象徴する神として、後世には稲荷信仰とも深く結びついていきます。

こうして須佐之男命の系譜には、農耕、稲作、収穫、食物など、人々の暮らしを支える神々が次々と現れていきます。

第十五章 大国主神へ続く神々の系譜

須佐之男命(すさのおのみこと)の血統は、八嶋士奴美神(やしまじぬみのかみ)を通じて、さらに受け継がれていきました。

八嶋士奴美神は、大山津見神(おおやまつみのかみ)の娘である木花知流比売(このはなちるひめ)を妻としました。

そして、その子孫は次のように続いていきます。

八嶋士奴美神

布波能母遅久奴須奴神
(ふはのもじくぬすぬのかみ)


深渕之水夜礼花神
(ふかぶちのみずやれはなのかみ)


淤美豆奴神
(おみづぬのかみ)


天之冬衣神
(あめのふゆきぬのかみ)


大国主神
(おおくにぬしのかみ)

長い年月をかけて受け継がれた神々の血統は、ついに一柱の大いなる神へとたどり着きます。

その神こそ、大国主神です。

第十六章 大国主神、五つの名を持つ神

大国主神(おおくにぬしのかみ)は、一つの名前だけを持つ神ではありません。

神話の中で、さまざまな名前で呼ばれています。

大国主神(おおくにぬしのかみ)

国を治め、国造りを行う大いなる神としての名です。

大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)

若き日の大国主神を表す名であり、兄神たちからの試練を乗り越えていく英雄神としての姿が描かれます。

葦原色許男神(あしはらしこをのかみ)

葦原中国(あしはらのなかつくに)に生きる強き男という性格を持つ名です。

八千矛神(やちほこのかみ)

数多くの矛を持つ勇ましい神という意味を持ち、武勇や求婚の物語と結びついています。

宇都志国玉神(うつしくにたまのかみ)

現世の国土の霊魂を体現する神としての名です。

このように大国主神には、

国造りの神としての姿。

若き英雄としての姿。

強き武神としての姿。

恋愛や婚姻を司る神としての姿。

そして国土そのものの霊魂としての姿。

さまざまな顔があります。

第十七節 須佐之男命から大国主神へ

天上界を追われた一柱の神、須佐之男命(すさのおのみこと)。

その旅は、決して平坦なものではありませんでした。

高天原(たかまのはら)での騒動。

天照大御神(あまてらすおおみかみ)との対立。

そして追放。

地上へ降りた須佐之男命は、大気都比売神(おおげつひめのかみ)の悲劇を経て、出雲国(いずものくに)へ向かいました。

そこで出会ったのが、泣き暮らす足名椎(あしなづち)と手名椎(てなづち)、そして櫛名田比売(くしなだひめ)でした。

八俣大蛇(やまたのおろち)を退治し、神剣を得て、須賀の地に宮を築き、櫛名田比売と新しい暮らしを始めました。

そして、その血統は幾代にもわたって受け継がれていきました。

八嶋士奴美神(やしまじぬみのかみ)。

その子孫たち。

そして、その先に現れた大国主神(おおくにぬしのかみ)。

こうして物語は、須佐之男命の英雄譚から、大国主神による国造りの物語へとつながっていくのです。

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古事記現代語訳

八嶋士奴美神 ― 須佐之男命と櫛名田比売の御子

須佐之男命は、櫛名田比売を神聖な寝所で目覚めさせ、
その間に生まれた御子が 八嶋士奴美神(やしまじぬみのかみ) です。
この神が、のちの出雲系譜の最初の柱となります。

神大市比売との間に生まれた二柱

須佐之男命はさらに、大山津見神の娘 神大市比売(かむおおいちひめ) を娶り、二柱の神を生みました。
・大年神(おおとしのかみ)
→ 年穀・収穫を司る神。のちの農耕神の中心。
・宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
→ 穀霊の神。のちの稲荷神として広く信仰される。
須佐之男命の系譜は、農耕・豊穣の神々を多く生むのが特徴です。
・八嶋士奴美神の系譜 ― 大国主神へ向かう流れ
兄である八嶋士奴美神は、大山津見神の娘 木花知流比売(このはなちるひめ) を娶り、次の神を生みました。
布波能母遅久奴須奴神(ふはのもじくぬすぬのかみ)
この神がさらに次のように続きます。
・布波能母遅久奴須奴神 → 日河比売
妻:淤迦美神の娘 日河比売(ひかわひめ)
子:深渕之水夜礼花神(ふかぶちのみなれはなのかみ)
・深渕之水夜礼花神 → 天都度閇知泥神
妻:天都度閇知泥神(あまのつどへちねのかみ)
子:淤美豆奴神(おみづぬのかみ)
・淤美豆奴神 → 布帝耳神
妻:布怒豆怒神の娘 布帝耳神(ふてみみのかみ)
子:天之冬衣神(あめのふゆきぬのかみ)
・天之冬衣神 → 刺国若比売
妻:刺国大神の娘 刺国若比売(さしくにわかひめ)
子:大国主神(おおくにぬしのかみ)
・大国主神 ― 五つの御名を持つ大いなる神
こうして生まれたのが、出雲の主宰神 大国主神(おおくにぬしのかみ) です。

大国主神は、五つの御名を持つほど多面的な神格を持っています。
大国主神(おおくにぬしのかみ)
→ 国造りの主宰神
大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)
→ 若き日の名。試練を乗り越える英雄神としての側面。
葦原色許男神(あしはらしこをのかみ)
→ 葦原中国の「しこを(強い男)」を意味する名。
八千矛神(やちほこのかみ)
→ 武勇と求婚の神としての側面。
宇都志国玉神(うつしくにたまのかみ)
→ 国土の霊魂を体現する神。
これら五つの名は、大国主神が「国造り」「恋愛」「武勇」「霊魂」「英雄譚」など多様な物語を持つことを示しています。

日本書紀現代語訳

別の言い伝え(第四)

別の言い伝え(第四)によると、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の素行が酷かったため、神々が千座の置戸の罪を科して追放しました。
このとき素戔嗚尊(すさのおのみこと)は、その子である五十猛神(いそたけるのかみ)を率いて、新羅(しんら)の国に降り、曽尸茂梨(そしもり)(ソウル)にお出でになりました。
そこで素戔嗚尊(すさのおのみこと)は、
「この地には私は居たくない」
と不服の言葉を言われました。

ついには土で舟を造り、それに乗って東の方に渡り、出雲(いずも)の国の簸の川(ひのかわ)の上流にある鳥上の山に着きました。
するとそこには人を呑む大蛇がいました。
素戔嗚尊(すさのおのみこと)は天蠅斫剣(あまのははきりのつるぎ)をもって、その大蛇を斬られました。
このとき蛇の尾を斬って刃が欠けました。
そこで割いてご覧になると、尾の中に一つの不思議な剣がありました。
素戔嗚尊(すさのおのみこと)は、
「これは私の物とすることはできない」
と言われました。

そこで五代の孫である天之葺根神(あまのふきねのかみ)を遣わして、天に奉られました。
これが今、草薙剣(くさなぎのつるぎ)といわれるものであります。
はじめ五十猛神(いそたけるのかみ)が天降られるとき、たくさんの樹の種を持って下られました。
しかし韓地(からくに)には植えず、すべて持ち帰って筑紫(ちくし)からはじめて、大八洲(おおやしま)の国の中に播き広め、すべてを青山にしてしまわれました。

このため五十猛命(いそたけるのみこと)を有功の神(いさおしのかみ)と称します。
紀伊国(きいのくに)にお出でになる大神はこの神であります。

別の言い伝え(第五)

別の言い伝え(第五)によれば、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が、
「韓郷(からくに)の島には金銀がある。もし我が子の治める国に舟がなかったらよくないだろう」
と言われました。
そこで髯を抜いて放つと杉の木になり、胸の毛を抜いて放つと桧になり、尻の毛は槇の木になり、眉の毛は樟(くすのき)になりました。

そしてその用途を定め、
「杉と樟は舟を造るのによい。桧は宮を造る木によい。槇は現世の国民の寝棺を造るのによい。そのための沢山の木の種子を皆播こう」
と言われました。
この素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子を五十猛命(いそたけるのみこと)といいます。
妹に大屋津姫命(おおやつひめのみこと)、次に抓津姫命(つまつひめのみこと)。
この三柱の神がよく種子を播き、紀伊国(きいのくに)にお祀りしています。

その後、素戔嗚尊(すさのおのみこと)は熊成峯(くまなりのたけ)にお出でになり、ついに根の国にお入りになりました。

別の言い伝え(第六)

別の言い伝え(第六)によれば、大国主神(おおくにぬしのかみ)は、大物主神(おおものぬしのかみ)とも、国作大己貴命(くにつくりおおあなむちのみこと)ともいいます。
また葦原醜男(あしわらのしこお)ともいいます。
また八千戈神(やちほこのかみ)ともいいます。
また大国玉神(おおくにたまのかみ)ともいいます。
また顕国玉神(うつしくにたまのかみ)ともいいます。
その子は皆で百八十一柱お出でになります。

再生の神・大物主神から授かった静かな恩恵。
潜在意識の深いところでゆっくり息を吹き返す、やさしい再生ヒーリングです。
眠りと覚醒のあわいで「意識の置き換え」と「癒し」がそっと芽生え、
心の奥の記憶や不安に寄り添いながら、
日々のストレスやトラウマを静かにほどいていきます。

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空海が育った善通寺の近くで生まれ、愛媛県で育ちました。 国立理系大学院を修了後は、大手半導体メーカーで研究開発エンジニアとして勤務し、CPU基盤材料や太陽電池材料の研究に携わっていました。 関西在住時、うつ病療養のために何度か訪れた奈良・大神神社(大物主神を祀る古社)で、不思議な体験をしたことが転機となります。 その出来事をきっかけに記紀を読み始め、十年後、自身の祖先が宇佐八幡初代神官・大神比義、さらには大神神社(地祇系三輪・大神氏)へと連なる「蛇神族の神官系の血流」であることを突きとめました。 また、20年間どの療法でも改善しなかった難治性うつ病が、瞑想と催眠の研究を続ける中で奇跡的に解消し、人間に本来備わる自然治癒力の発動法を見出しました。 その後、独自のヒーリング法を確立し、5年間にわたり精神疾患を抱える方々への対面施術・指導を行いましたが、コロナ禍を機に現場を引退。現在はサイトを立ち上げ、HSP向けのセルフヒーリングをオンラインで提供しています。 自身の経験から、 「この世界では、時に説明のつかない出来事が起こり、奇跡が起こることがある」 というメッセージを蛇神の血筋として伝えていきたいと考えています。 なお、宗教団体とは一切関係ありません。
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