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龍神の記憶:蛇神と関わる氏族②大御気持命ー国津神(地祇族)統合の中心人物ー

大御気持命(おおみきもちのみこと)とは何者か

大御気持命(おおみきもちのみこと)は、史料上は『先代旧事本紀』に登場する人物で、
三輪山の神託によって崇神天皇に召し出された太田田根子の子になります。
彼は、三輪山祭祀の“第二世代”を統合し、 大物主系・事代主系・出雲系・葛城系を結びつけた“統合者”です。彼の姿を史料の配置から読み解くと、三輪山を中心とした国津神(地祇族)世界の複数の流れを一本に束ねるために置かれた、きわめて象徴的な存在であることが見えてきます。

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血統:大物主の霊統を継ぐ“根子”の家系

まず彼の血統をたどると、父は大物主神の霊統を継ぐ太田田根子であり、母は出雲の神門臣の娘である美気姫です。この時点で、三輪(大物主)出雲(事代主)という国津神の二大系統が、彼の身体の中でひとつに結ばれていることになります。太田田根子が「根子」すなわち神の依代として国家祭祀に登場した人物である以上、その直系の子である大御気持命は、神威を媒介する血統の“第二世代”として位置づけられます。

● 父:太田田根子

・大物主神の子または子孫
・三輪山祭祀の再興者
・崇神天皇の時代に国家祭祀へ組み込まれる

● 母:美気姫(神門臣の娘)

大物主系と出雲系の“国津神連合”を象徴

出雲系の神門臣(かんどのおみ)の血統
→ 大御気持命は、三輪(大物主)+出雲(事代主)を統合した血統。

婚姻:出雲鞍山祇姫との結合

さらに彼の婚姻関係を見ると、妻は出雲鞍山祇姫(いずものくらやまつみひめ)という山祇系の女性です。三輪山の大物主も山の神としての性格を持つため、この婚姻は山岳神信仰どうしの結合でもあり、出雲と三輪の山祇系統がここで重なります。つまり大御気持命は、血統の段階で三輪と出雲を結び、婚姻の段階で山祇系を結び、国津神の複数の霊統を自らの家系に統合していく役割を担っていたことになります。

Success

出雲鞍山祇姫の背景
出雲国の山祇(やまつみ)系の女性
山の神=三輪山の神と同質の神格
出雲と三輪の祭祀体系を結びつける象徴的存在
婚姻の意味
大物主系(三輪)+事代主系(出雲)+山祇系(山岳信仰)
国津神の三大系統がここで統合される
→ 大御気持命は、国津神の“統合ノード”として設計された存在。

3人の子供:三輪・鴨・神部へ分岐する三本の幹

大御気持命の時代、大和盆地には三輪山の大物主信仰、葛城の事代主・鴨信仰、そして出雲系の山祇信仰という三つの強力な祭祀圏が重なっていました。大御気持命はその中心に立ち、三輪・葛城・出雲という三つの祭祀圏を血縁と婚姻によって結びつける“地政学的な結節点”となります。彼の存在を軸に見ると、国津神の世界は単なる地域的な分布ではなく、三輪山を中心とした巨大なネットワークとして立ち上がってきます。

三輪山(大物主)
大物主神の神座
大和王権の祭祀の中心

葛城(事代主・鴨)
鴨氏の本拠
事代主神の強い信仰圏

出雲(山祇・国津神)
国津神の本拠
山祇信仰の源流

そして彼の子どもたちは、この統合された国津神ネットワークを三つの方向へ分岐させます。
大鴨積命は葛城から山城へ移動し、のちの賀茂氏の祖となり、事代主系の地祇的祭祀を継承します。
大友主命は三輪山の祭祀を継ぐ大神氏の祖となり、大物主の神威をそのまま受け継ぐ“本流”となります。田田彦命は神部氏・神人部氏の祖となり、三輪祭祀の実務を担う祭祀官系の中心となります。
大御気持命は、三輪祭祀の本流・分流・実務という三つの機能を生み出す“分岐点”として働き、三輪山を中心とした国津神祭祀の構造を完成させる役割を果たしたのです。

① 大友主命(おおともぬし)
大神氏(三輪氏)の祖
大神神社の祭祀を継承
大物主神の神威を継ぐ“本流”


②大鴨積命(おおかもつみ)
鴨氏(賀茂氏)の祖
葛城の鴨都波神社の祭祀者
のちに山城へ北上し、賀茂氏の基盤を形成
事代主神系の“地祇系賀茂氏”の源流


③ 田田彦命(たたひこ)
神部氏・神人部氏などの祖
崇神朝に「神部直」「大神部直」の姓を賜る
三輪祭祀の実務を担う“祭祀官系”

→ 大御気持命の三子は、三輪祭祀の三つの機能(本流・分流・実務)を分担する構造。

【スサノオ】
   ↓
【大物主神】
      ↓(神威)
【太田田根子】───【美気姫(出雲・神門臣)】
      ↓
【大御気持命】───【出雲鞍山祇姫】
      ↓
 ┌────────────┬─────────┐
 ↓                        ↓                  ↓
【大友主命】     【大鴨積命】         【田田彦命】
(大神氏・三輪本流)(鴨氏・葛城→賀茂) (神部氏・祭祀官系)

彼の名「御気持(みけもち)」は、神に供える御饌(みけ)を司る者を意味し、神と人の間を媒介する禰宜の象徴名でもあります。つまり大御気持命は、血統・婚姻・地政・象徴のすべての面で、神威を地上に降ろす“媒介者”として設計された存在であり、国津神世界の統合者としての役割を担っていたことになります。

このように、大御気持命とは、三輪山祭祀の第二世代を統合し、大物主系・事代主系・出雲系・葛城系という複数の国津神の流れを一本に束ね、さらにその流れを三つの氏族へと分岐させる中心点として存在した、国津神世界の“構造的な要石”のような人物なのです。

まとめ

大御気持命は、太田田根子の直系として生まれ、大物主神の霊統を継ぐ“根子”の血筋を受け継いだ人物です。しかし彼の役割は、単なる後継者にとどまりません。母は出雲の神門臣の娘であり、さらに妻には出雲山祇系の女性・出雲鞍山祇姫を迎えています。この血統と婚姻の構造によって、三輪(大物主)・出雲(事代主)・山祇(山の神)という国津神の主要な霊統が、彼の身体の中で一つに結び合わされました。大御気持命は、国津神世界の複数の祭祀圏を統合するための“媒介者”として配置された存在だったのです。

その統合は次の世代に明確な形を与えます。大御気持命の三子は、大鴨積命(鴨氏・賀茂氏)、大友主命(大神氏・三輪氏)、田田彦命(神部氏・神人部氏)へと分岐し、三輪山を中心とする祭祀体系はここで三方向に広がりました。彼の名に含まれる「御気(みけ)」は神饌を司る者を意味し、神威を地上に降ろす禰宜の象徴でもあります。大御気持命とは、大物主の霊統を継ぎ、出雲・葛城・三輪の国津神ネットワークを統合し、三輪祭祀の三大氏族を生み出した“国津神統合の中心人物”なのです。

蛇神大物主神より授かりし神秘の恩恵
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空海が育った善通寺の近くで生まれ、愛媛県で育ちました。 国立理系大学院を修了後は、大手半導体メーカーで研究開発エンジニアとして勤務し、CPU基盤材料や太陽電池材料の研究に携わっていました。 関西在住時、うつ病療養のために何度か訪れた奈良・大神神社(大物主神を祀る古社)で、不思議な体験をしたことが転機となります。 その出来事をきっかけに記紀を読み始め、十年後、自身の祖先が宇佐八幡初代神官・大神比義、さらには大神神社(地祇系三輪・大神氏)へと連なる「蛇神族の神官系の血流」であることを突きとめました。 また、20年間どの療法でも改善しなかった難治性うつ病が、瞑想と催眠の研究を続ける中で奇跡的に解消し、人間に本来備わる自然治癒力の発動法を見出しました。 その後、独自のヒーリング法を確立し、5年間にわたり精神疾患を抱える方々への対面施術・指導を行いましたが、コロナ禍を機に現場を引退。現在はサイトを立ち上げ、HSP向けのセルフヒーリングをオンラインで提供しています。 自身の経験から、 「この世界では、時に説明のつかない出来事が起こり、奇跡が起こることがある」 というメッセージを蛇神の血筋として伝えていきたいと考えています。 なお、宗教団体とは一切関係ありません。
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