HSP/トラウマヒーリング  ~意識とは・・表層意識と潜在意識~

HSPヒーリング

向精神薬、マインドフルネス、瞑想のはるか上をいくヒーリング力

悩み、ネガティブな気分を瞬時に無意識から変える
大うつ病克服経験から考案した
冥想・催眠技術を利用した自然治癒力発動型ヒーリング。
精神医療・心理療法を凌駕する大うつ病、パニック障害速攻解決技術

おすすめHSPタイプ(IPタイプ)

1位30% ISFP
2位15% ISFJ
3位15% INFP
大うつ病、不安障害になりやすいMBTIタイプ
  Janowsky,Hong & Morter,1998による研究報告
(%は大うつ病に対する比率)

はじめに

当トラウマヒーリング「Holistic Healing」は、他の催眠療法のように潜在意識にコンタクトしてヒーリングしていく手法です。ここでは、その潜在意識のことについて触れていきます。

意識とは 

自分が自分として認識できるのはなぜだと考えたことはありますか?
自分が認識できるのは「意識」があるから自分が認識できるのです。

例えば・・
睡眠中は「意識」が停止している状態なので、
自分が認識することができませんよね。

また、大きなショックを受け意識を失うと、
目の前が真っ暗になり、その間は思考もなく、外界の音も気配も何も感じること
ができなくなります。
「意識」が働いて、体内、体外の刺激を感じ取り
、自己を認識し思考が生まれてくるんです。

人が死ぬと完全に意識も喪失しますが、
「無意識」の場合は、自分を感じられなくなった状態であってもちゃんと「意識」は存在しています。
私は意識を失うテクニックも知っているので、この「無意識」状態に簡単に入ることができます。
危険なのでほとんど利用しませんが(笑)
「無意識」中は、夢のようでもあるような非日常的な感覚ではあります。

この「無意識」がよく耳にする「潜在意識」と呼ばれるものです。
潜在意識の存在は、フロイトによって広く知られるようになり、スピリチュアル界でもよく効く言葉で少しオカルトチックなものを感じるかもしれませんが、実際に存在するものです。
それは、「陰陽の関係」に当てはめれば解は明らかです。

表層意識と潜在意識 ~テーゼとアンチテーゼの織り成す世界~

人の意識は表層意識と潜在意識に分けられます。
表層意識とは覚醒状態(起きている時)に強く働く自覚のある意識のこと。
別名、「顕在意識」ともいいます。
それに対する、正反対の性質をもつ意識が潜在意識または無意識です。
潜在意識とは、自分では自覚のない意識で、覚醒状態が弱まるほど強く現れる意識です。

表層意識と潜在意識の関係は、よく氷山に例えられます。
表層意識は海面から出て見えている部分、潜在意識は海面下にある見えていない部分に相当します。
氷山の海面に沈んだ、見えない部分のほうが見えている部分よりも体積が大きい事から
「90%の潜在意識が眠っている」
と解釈されることもあります。

潜在意識とヒーリングとの結びつき

当「Holistic Healing」 は潜在意識をヒーリングしていくことで、精神状態を高めていく手法です。

潜在意識はどのようにして、発見されたのでしょうか。
実は、その発見は比較的古く18世紀後半頃までさかのぼります。

この頃は、フランツ・アントン・メスリルという人物によって提唱された、「メスメリズム動物磁気説)」と呼ばれるものでした。
動物磁気説とは、宇宙には目に見えないガス状の動物磁気が存在し、これが身体に浸透することで健康が維持されており、健康が損なわれるのは動物磁気が減少しているからだという考え方です。
メスリルの弟子であった、ピュイセギュールは、ある患者を施術中に、暗示に強く反応することを発見します。このときの発見が最初の潜在意識の発見で、暗示にかかりやすい状態を「変遷意識状態(トランス状態)」と名付け、催眠術、催眠療法として受け継がれていくことになります。
後に、ジークムント・フロイトは潜在意識(無意識)の中に過去の辛い体験の「抑圧された記憶」すなわちトラウマが存在すると考え、精神分析によって治療を行っていました。しかし、フロイトの精神分析でも治療実績はあげられず、この考え方も否定的に受け取られるようになっていきます。

ほぼ同時期に発展したエマヌエル・スヴェーデンボリ(スヴェーデンボルグ)の神学論やメスメリズムが後に19世紀アメリカ合衆国で始まった異端的宗教「ニューソート」に結びついていきます。
ニューソートとは、禁欲を説いたカルヴァン主義への反発とし、現世利益思想を追求した思想です。
書店にもよく見かける自己啓発セミナー、ポジティブシンキング、成功哲学、引寄せの法則といったものもニューソートが原点です。気功、日本で発展したレイキといったものも、基本的にはメスメリズムの影響を受けたものと考えられています。

本来は、精神・心理学分野で生まれた「潜在意識」は、やがて成功法則、願望実現といった分野において結び付けられることになります。この結び付けを行ったのが、「潜在意識の法則」を提唱したアイルランドの牧師であったジョセフ・マーフィー博士とも言われています。
「潜在意識の法則」とは、「心に願ったり、イメージしたことは、必ず実現し、人の人生はその結果織成されていく」というもので、潜在意識を利用・操作することで自らや周りの人さえも成功、幸福へと導くというものです。
マーフィー博士は、成功法則や願望実現といった現世利益を求めるニューソート系の牧師であったため、ニューソート活動の一環として広められ知られるようになってきました。

心理療法、スピリチュアルなど全体的にアプローチ方法は様々ですが、「潜在意識」をヒーリングすることが「心の癒し」「心を変えてくれる」という点では共通した考え方になっています。

潜在意識の中には、健康に関わる機能、自信、感情などの機能を有しています。
そのため、潜在意識をヒーリングすることは、健康維持、自信を高めていくことに繋がっていくのです。

表層意識と潜在意識との脳科学的な捉え方

電荷には+とー、磁場にはS極とN極、自律神経は交感神経、副交感神経があるように、意識にもお互い相反する性質の表層意識と潜在意識で構成されています。
言い換えるとその性質は、表層意識がブレーキ的な役割、潜在意識がアクセル的な対応関係になっています。

実際に、この捉えどころのない意識も、脳医学の進歩に伴って脳器官との対応関係に結びつけられていき、脳の働き方においてもアクセルとブレーキが存在しているように働いていることが明らかになっていきます。

脳の三層構造

まず、脳は大脳新皮質、大脳辺縁系、脳幹部といった三層構造(三位一体)になっていることがポール・D・間クリーン博士によって提唱されました。
脳表面側はカリフラワーのような大脳がヘルメットのように脳内部を覆いかくしていますが、大脳表面の薄い層を大脳新皮質といい、人間らしい理性、創造性に関する働きをもっています。そのためこの部分を別名「人間脳」ともいいます。
一方内部の2層目には、感情機能を有する扁桃体、記憶に関わる海馬といった複雑な形状をした様々な器官が密集している大脳辺縁系領域で、動物らしいたくましさと関係があることから「動物脳」ともいいます。
脳の最深部(中央部)には本能、自律神経中枢といった生命維持活動に関わる機能を備えた部分で脳幹部が存在し、最も古く、蛇のように長い形状をしていることから「爬虫類脳」とも呼ばれます。

大木仮説

意識と脳との紐づけを行ったのが日本の医師大木幸介博士で、人間の精神作用を分子レベルから理解するため、脳の2層モデルである「大木仮説」というものを提唱しています。

これは、欲の脳である視床下部(脳幹)からドーパミン・ノルアドレナリンなどの神経伝達物質が分泌されることで意欲・意志が生み出され、 大脳辺縁系で情動が生じ、大脳の大脳新皮質・前頭連合野からはGABAが分泌されてドーパミン・ノルアドレナリンの分泌が過剰にならないように抑制するといったメカニズムです。
表層意識(理性=ブレーキ)、潜在意識(本能・情動=アクセル)の対立関係も、微視的レベルでみると神経伝達物質が関与していることがわかってきます。

以上のように、目に見えない意識と、実態のある脳との関係は、神経伝達物質のレベルまでにおいて、解明されており、オカルト的と考えられていた潜在意識も科学的に解明されているのです。

表層意識と潜在意識の対応関係

表層意識潜在意識
脳の働き理性、創造、認知
⇒前頭前野(大脳新皮質)
本能⇒視床下部(脳幹)
感情⇒扁桃体(大脳辺縁系)
記憶⇒海馬(大脳辺縁系)
意欲⇒側坐核(大脳辺縁系)
関係ブレーキ、ハンドルアクセル、エンジン
思考、自制心行動、健康
睡眠リズム覚醒睡眠

葛藤とは ~表層意識と潜在意識の格闘状態~

葛藤状態が強い意識とは、
アクセル(潜在意識:本能)<=ブレーキ(表層意識:理性)
の関係にある状態のこと。
例えると、アクセルとブレーキを同時に作動させている拮抗した状態で、同じことを何度も繰り返し考えては、心の中は激しく摩擦しあった発熱した状態です。

うつ病になると、葛藤が強くなり、自虐的になり悩みが深くなりがちになる傾向がありますが、これも強いブレーキがかかってしまうためです。
ここでいうブレーキといえば、背側迷走神経の作動になります。
背側迷走神経はサイドブレーキのようなもので、サイドブレーキをかけながらアクセルをふかしているイメージであるというとわかりやすいかと思います。
深い葛藤も、背側迷走神経の作動を解除することで、自然に解消されていき、深く悩むこともなくなり、前に進んでいこうという意欲が芽生えてくるようになります。

悩みやすい、葛藤をかかえやすい人というのは、人間的理性が強い人ということです。
そういった人は、内省的で、慈悲的優しさ、クリエイティブ的な能力を備えている人ともいえます。つまり、HSP気質的な性質をもっているものと考えられます。

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Natural-Spi研究所大神司

Natural-Spi研究所大神司

愛媛県松山市在住。 HSP気質によくみられる解離性障害(離人症)を受けやすく(MBTI診断ではISFP)、20代前半に大うつ病(定型うつ)発症。無意識からトラウマケア可能な自然治癒力法を発見し、精神医療でも治療できない20年近くに及ぶ大うつを克服。「Holistic Healing」と命名して提供しています。コロナ禍により家庭内でも実践できるパワーアップ版「Natural Selfcare Program」としてオンライン化。大うつ病以外に不安障害、摂食障害、睡眠障害、向精神薬の離脱症状抑制にも効果的です。